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にじみ出る良いところを持っているような人といればたいていの壁は乗り越えられるじわじわと周りに浸透していって悪い流れは立ち消えになるどこからか現れるのではなく身近なところにいるのに気付けていないだけかも知れない少し離れたところから見てみるとその気配が分かるかも知れない
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時をさかのぼる歩き見違えるようなところと殆ど変わっていないところひとつずつ確かめながら汗だくで駆け降りた記憶のよみがえるなぜそうしたのか覚えていなくても懸命に後先なく必死だったことは忘れていないいつの間にか荷物が軽くなっている素晴らしい景色に気付けていなかったかけがえのない時間を素通りしていた
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何かの役に立つであろうものを集め続けるそれが何のためなのか分からないまま来る日も来る日も際限なく探し出しては懐に入れる見知らぬ誰かのために自分のためではなく正しいことをしたと神様に褒められるように誰も見ていないのに誰にも気づかれることがないのに
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空飛ぶ椅子透明人間が座っている背もたれに見覚えのある名前風に煽られたかのように見え自由気ままに飛んでいる回転しながら弧を描いている空飛ぶ椅子もう地上には戻らない悪いことばかりではなかったけど離れるべき時が来たのだろうしがらみも捨ててしまってそろそろいいかと思えてくる
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周りから見える傷と見えないところに残る傷それぞれに違う物差しで測られた後で壁越しに聞こえてくる自分の感覚とは相容れない軽すぎる見解結論づけられてしまう前に伝える必要のある違和感の表明見ただけでは分からないところにある見えるはずのないところに
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近くにはない目を離した隙にどこかに消えていってしまう追跡できるような手掛かりも得られないそのものではなくても代わりになるものを探さないと見えているようで見えていないから手が届くところにあるのに気付けないのかも知れない収まるまで風に吹かれ続けてみる夜なのにうっすらと虹の見える
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時代遅れらしい存在指摘されるまで分かっていない自分で決められるものでもないので特に抗うこともなくその枠の中に収まっているこれからの振る舞い方をどうしたものかと鈍い頭で考えてみても大した答えに辿り着けるわけでもなく眠気覚ましの珈琲がまだ残っているのにそろそろ横になろうと思う
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足掻き今さら仕方がないのに苛立って焦って血迷って無駄に傷口を広げてしまうせめて悪足掻きにはならないように足掻き足掻き変えようとしているそもそもそこまでして足掻き続けるべきものなのかそのあとで得られるはずのもの今本当に必要なものではないとしても足掻き続けるのをやめたりしない
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かたむいているそんなことはないふらついていて不安定だ曇りなくまっすぐに進んでいる後ろを振り返ってみればいいやましいことのあるはずのないたとえ未来がなくなったとしても過去の記憶を無くしてしまってもこちらから見ればかたむいているこちらは決してかたむいてはいない
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曇り空に浮かび上がる巨大な鉄の塊のようなその輪郭は滲んでいる陽の光を反射した後少しずつ透明に溶け込んでいってすっかり見えなくなってしまうそれでも存在していたあたりに違和感の残る目を凝らしてもよく見ると文字のように見える決して知らない言葉ではない今すぐここから離れるべき
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ためらいの館に迷い込むここから離れるべきかどうか誰かにそれを相談すべきものなのか変えるべきそのままであるべきためらいの館でやりたいことをやれないでいる手放したほうが良いと分かっていても結局いつも抱え込んだままそうさせない何かがあるからこそためらいの館
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見たはずのものが見たことがないように思えてしまう容易に忘れられるような内容ではないかつて思い入れともにすり減るくらい繰り返し奥深く脳裏に焼き付けたもの信じられない記憶の中をくまなく探してみても手がかりさえ見つけられないそんなはずのないあり得ない
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見納めになるそこでそのように存在しえなくなるあらかじめ分かっている時とあとから知らされる時の違いやるべきこととやれたはずのこと気付かされ今からでも変えようと試みるそれが形にならないうちにまた繰り返し似たようなことが起こってしまう無限に交差し続けるその傍でやがて自分自身も輪の中に入る
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一番良い風が吹く時周りを小高い丘に囲まれたところ朝から晩まで賑わいは途切れることなく大勢の人々が集まって知らない言葉の飛び交い混じり合うその仲間に入れてもらえずに遠くから見ているだけのふりで悟られないように準備しているやがてその時が訪れる一番良い風が吹く時小高い丘の上で高らかに宣言した後色付いた気体を風に乗せて全部終わらせる
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自信の取り上げられ時間をかけて積み重ねてきたはずがこんなにも脆く揺らぎ崩れ落ちてしまう元通り取り戻せるまでにどれくらいかかるのか想像もつかない考える気力もない取り上げられのきっかけ誰にとっても取るに足りないような浅はかな軽口のなれの果て目も当てられない羞恥の自責その跡が消えてくれない狭いところから抜け出せない
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えも言われぬ趣のある日常とは切り離された部屋降り積もった時間が床の燻みに現れている歪んだままの窓硝子や隙間の空いた壁のつなぎ人がいなくなる頃を見計らってこれからここで暮らそうと思う見つけられると追い出されるだろうそれまでの間ここで暮らそうと思う
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救われる場所予告なく突然降りかかるばらばらになりそうな感覚うまく処理しきれずにいるとよくない状態になる切り離されてしまいそうになる何回も繰り返し陥ってしまうこの状態から抜け出すために何を差し置いてでも向かうべきところ道のりが険しくても向かうべきところ
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何がそうさせるあり得ない振る舞い自分の中ではそう思えても必ずしも同じではない人もいる例えそうだとしてもそれにしてももやもやしたものを抱えたままで先へは進めないせめてそうさせる理由だけでもその背景とかこじつけでもいい何らかの手掛かりを何がそうさせるのかを考えるために
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否定恐怖症自分が作り上げたもの意味のない無駄の塊のような否定恐怖症自分が今ここにいるそれさえも打ち消されてしまうような避けては通れないどこにでも現れるそれが分かっているとしてもどうにかなるものでもない否定否定頭ごなし決してそんなことはないという頭では十分理解できている
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自覚のない症状ずれていることに気づけていない奥深くで書き換えが知らぬ間に行われたあと誰の目にも明らかなくらい変わってしまったそれでも自分には殆どわからないだとしても悪いことばかりでもなく積み重ねられた傷や汚れがなくなって本来の姿に戻ったかのように
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見下し見下され入れ替わりそのように感じさせてしまうそのように感じられてしまう無意識にそれぞれ記録されるいつまでも残り続ける見下し見下されこれからの世界に必要ではない不安を埋めるために貶めていいはずのないその言葉や概念自体が必要ない
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自分で終えたこと終わらせたつもりわざとでも嫌味でも何でもなくただ単純に伝え忘れているだけ今日という日に限っては余計なものを背負わないように閉ざされたままであれば良かったそれでも扉を開けてしまうその欲望に抗えずやるべきではないことをまたしてしまう
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傷つけるための言葉意図的であるかどうかに関わらず言葉が伝えようとする内容よりもあくまでも傷つけるために発せられる傷跡を残すために記されるそのまま受けとめる必要のない投げつけられた言葉通りの意味などない傷つけるための言葉に不安にさせられる必要のない
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無駄の決め付け極め付けの制限で縛りつけようとする古くからそこら中にある片方からだけの視点決め付けるほうとはまるで違う決め付けられる側はたまったものじゃない先に何があるのか誰にもわからない時代も人も同じではなく変わり続けてゆく無駄の決め付けられ
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かつてない日は何もない日本当は何かあったのかもしれないそれはよく思い出せない様々に異なるはずの時間が色をなくして区別のつかなくなるそんな風に感じられる日が何のきっかけもなく訪れる抗いようのない空っぽな時間と感情の波紋は薄れゆく
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どこにも行かず何をするわけでもなくかつて望んだはずの機会が得られても目を閉じても入り込んでくる耳を塞いでも語りかけてくる日常とは違う出来事の知らせどこにも行かず部屋の中に閉じこもったままでも心配には及ばない傍目には駄目に思われても
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いつ晴れるいつになれば雲ひとつない青空の下でひとりどんよりと沈んだままで敷き詰められた石の間に染み込んでゆくにごり水晴れの日が来ることを顔には出さず待ち続けている誰に聞いてもわからないどこにいっても晴れはしないいつになれば見えない雲から抜け出せる
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忘れられた存在誰にも思い出されることもなくやがて時の砂に埋もれてしまう声も姿もどこにも記録の見つからないそもそも存在していないかのように休むことなくやるべきことを続ける誰のためでもなくただひたすらに続けるたったひとりの世界の真ん中で
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できないことができる自分ができないことを自分以外の誰もができているその違いがどこにあるのかわからない正しい言葉を選んでふさわしい表情をする窓のない部屋の中で方向感覚が無くなってゆく時折ぼんやりとあかりの灯る向かおうとすると消えてしまう
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